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第216回 今年のフィッシング規定

今年もハンテイングとフィッシングの規定が発表されました。今回はフィッシングの規定と解禁された湖の情報です。

Limits

ライセンス料金はいろいろあって、5ドルから34ドル(一年間有効)の間です。一日50匹までとか100匹までとかありますが、こんなに本当に釣れるのでしょうか。

7/26 2002

第217回 憤り

テニスコートに入る道の横が大きく地ならしされてしまい、いままでこんもりと繁っていた木々がすっかりなぎ倒され更地にされてしまいました。大きなホームデイポというお店(住宅、園芸用品全てを扱う大きなチェーン店)が建てられることになったのです。あらたに広大な自然でおおわれた土地を更地にせずとも、空家となった大きなビルが何軒もあるのです。どうしてそれをリモデリングして再使用できないのかと怒りさえ覚えてしまいます。

更地になる前は、木がこんもりと繁り、たくさんのキツツキや、野鳥が飛び交ったり、大声で歌を歌っていたのです。そして時には鹿が顔をだしたりしたこともありました。彼らはどこに、どういう思いで移っていったのでしょう。それとも考えることなどできない彼らなのでしょうか。この道を通るたびに涙が出そうになります、そしてなんともいえない憤りがわいてきてしまいます。でももう元に戻すことはできません。こう思っている気持ちも時が経つにつれて薄れてしまうのかと思うと、それも自分が情けなくなってしまいます。無力な自分にも憤りを感じてしまいます。

7/29 2002

第218回 暑さしのぎ

昔も暑かったわけですが、その昔を思う時、暑くて暑くてたまらなかったという記憶は浮かんできません。逆に、暑い夏休みの間の楽しいエピソードが浮かんできます。かき氷の美味しさ、プールでの時間、行水、うちわ、扇風機、庭の水撒き、蚊取り線香、風鈴、窓を開けきって蚊帳をつって寝た思い出・・・そんな思い出がなつかしく思い浮かんでまいります。

暑さしのぎにただエアコンのきいた部屋にいるだけでなく、逆に外にでて思い切り汗をかいてぬれたTシャツに微風があたって涼しく感じたり、飲む水がことのほか美味しかったり、風にゆれる木の葉を見て涼しく感じたり、鳥が水浴びをしているのを見てこちらも気持ちよくなったりしています。暑いということに敏感にならず、他のことに気持ちを集中させることで大分感覚的にも暑さをしのぐことができるような気がします。でも今日もミシシッピは暑いです。

7/13 2002

第219回 おさそいの電話

私にはかなり年長のお友達が何人かいますが、それぞれけっこう忙しくされているので頻繁にはお会いしていません。でもお話するたびに、「気軽にいつでも電話をください。すぐに飛んでいけますし、買い物でもなにか手伝いが欲しい時は声をかけてくださいね」と言ってあります。先日はファニー ピープルさんから電話があって「時間があったら来て欲しい」とのことで、早速野菜マーケットで彼女の好きなトマトとイエロースクワッシュ、それにバタービーンズを買ってお邪魔しました。

ピープルさんは80代半ばで、ご主人を大分前になくされ何度か手術など受けたのですが、今は日中何時間か通いの方がきて身の回りのことをしてくれていますが、一人で生活されています。ガーデニングが上手で、フラワーアレンジメントもとても見事な作品を制作された方です。お会いしますと以前された海外旅行の思い出話や、ガーデニングのお話などをしてくれます。とても快活な方で、ポジテイブな方で一緒にいるととても気持ちのいい方です。何気ないさそいの電話というものはとても嬉しいものですね。

8/02 2002

第220回 噛む回数

物を食べるとき、よく噛むということはもちろん胃腸にもいいですし、顎の筋肉にもいいでしょうし、歯にもいいでしょう。そしてよく噛むと脳の刺激にもなるとどこかで聞いたことがあります。また、よく噛むと何らかのサインが脳にいってたくさん食べずともお腹に満足感を覚え過食が防げるとも聞いたことがあります。こう考えるとよく噛むということはずいぶんといいことになります。

今日アライグマの親子がいつものようにデッキにきて私のあげたナッツや猫のドライフードを食べていましたが、よく見ていると20回以上噛んでから次のナッツなどに手を伸ばしていました。子供のほうも同じで一つ口にいれるとかなりの回数噛んで食べていました。彼らにしてこうです。それに比べ私は・・・。食事をするという行為は生きる上で大切なこと。食べたものが血になり、肉になり、身体を作ってくれてエネルギーを与えてくれるわけです。もう少しじっくり噛むようにして食べる行為を大切にしようと思った今日でした。

8/05 2002

第221回 結婚の誓い (その1)

ボストンに住むジョー サルバティーさんは30年ほど前マフィアの絡む殺人事件の容疑者として逮捕されました。そして30年経った今(現在69歳)、誤認逮捕と確認され自由の身となったというニュースが新聞に載っていました。そのとき他に3人の方も逮捕されたとのこと。この3人も誤認逮捕だったそうです。そのうちの二人は獄中で亡くなり、もう一人は昨年自由の身になったとのこと。

逮捕されてすぐ、サルバティーさんはまずどうしようもない怒りの日々を送り、次第にどうにもならないとわかりとにかくできるだけ考えないように努力したそうです。一日一日をそうすごしてきたそうです。彼には奥さんと2人の子供(当時4歳と11歳)がいました。奥さんと彼は毎週カードをやりとりし、奥さんは彼のカードをいつもテレビの上に置いていたそうです。しばらくたったある日、サルバティーさんは奥さんになにげなく自分の気持ちを伝えました。  ― つづく ―

8/07 2002

第222回 結婚の誓い (その2)

サルバティーさんが奥さんにさりげなく伝えた言葉というのは、「君はもう私のところから離れて、新たな生活を始めたほうがいい。そして幸せになるべきだ」ということでした。 そのとき、奥さんは「For better or for worse ― that’s it」と言ったそうです。 これは教会で結婚するときに2人が神に誓う言葉の一節なのですが、「私達は永遠の愛をここに誓います、幸せなときも、不幸せなときも、健康なときも、病身であるときも、死がふたりを分かつまで・・・」という誓いのことばです。

結婚するときはお互いの愛は最高潮に達していますから、どんな言葉でもいえるでしょう。でももとは他人であったわけですから、結婚するとき、サルバティーさんのような状況が2人の間に起こることなど考えることはないでしょうし、もし2人の間が疎遠になったら、ということもその時はきっと思いもよらないでしょう。サルバティーさんの奥さんの言葉を読んだとき、涙がでてしまいました。そしてあらためて夫と私が結婚で結ばれたことを今改めて思っているのです。

8/09 2002

第223回 新しい隣人

向かいの家が売りに出て3ヶ月たって売れたというニュースがはいりました。 30代の夫婦と子供2人の家族だそうです。 ここ数日レンタルのバンが何回も往復していますので、業者を頼まず自分たちで引越しをしているようです。これはかなりの労働です、しかもこの暑い時期、若いカップルだからできるのだと思いました。近所に新しく越してくる家族を隣人達がそれぞれ挨拶にうかがうのがこちらの習慣です。

タイミングがありますので、引越しのバンの行き来が終わり、夫婦の両親と思われる年配の男性が庭に水遣りをしていたので今日の午後、うかがっても大丈夫だろうと判断して、苺とバニラアイスクリーム、それに私達の名前、住所、電話番号を書いたカードをそえてご挨拶に伺いました。荷物はまだ雑然としていましたが、いいタイミングでした。そして家族は他にもいることが分かりました。猫が5匹、犬が2匹、うさぎが一匹それにフィッシュタンクには何匹も魚が泳いでいるという大家族でした。とても感じのいい家族でこれからいいお付き合いができそうです。

8/12 2002

第224回 今日の新聞記事

NYやカリフォルニアなどアメリカでも日本人口の多い都市でしたら日本の記事が新聞に載ることもよくあることだと思いますが、ミシシッピともなりますと日本のことに関してはそんなにとり上げられることはないのですが、今日の日曜版に登校拒否の記録的なレイトについて載っていました。小学生から中学生で年度末(3月31日)までに少なくとも30日間以上登校しなかった生徒の数が約139000人にものぼるということでした。驚きました。

重ねて1月から6月の間にレポートされた犯罪は140万件にものぼるとのこと。主な犯罪は窃盗、ほかにも殺人、暴力なども3.5%上昇率ということです。確かにインターネットで毎日読む新聞の記事の中に犯罪に関する記事が目に付くように感じていましたが、こうして統計としてみるとその数字に驚きを隠し切れません。めったに紹介されない日本のこと、楽しい記事、読んで嬉しい記事であってほしいと願ってしまいます。そして、自分が学生の頃、学校に行くのが楽しかった日々のことを思い、どうして子供達がそんな気持ちになってしまうのかと心が痛みます。

8/14 2002

第225回 サミー ソーサ

野球のファンというほどではありませんが、日本にいた時は夫は阪神ファンで私は巨人ファンで2テイームが戦う時はかなり盛り上がりました。アメリカに住むようになってからはあまりに数多いテイームに面食らってしまって野球はめったに観なくなってしまいました。でもマクグゥアイヤーとサミー ソーサのホームランの打ち合い合戦の時はやはり興奮してしまいました。ちなみに夫はNYで生まれ育ったのでヤンキースがやはり贔屓みたいです。

一昨日めったに観ない野球のチャンネルに当たった時サミー ソーサが2本目のホームランを打ったところでした1本目も2本目も2人の走者がベースにいたため彼一人で6点を獲得したわけです。そこでチャンネルを変えてしまいましたが、実は彼はそのあと3本目のホームランを打って、そのときも3点を入れたそうです。1試合で3本のホームラン、そして一人で9点獲得したとは!! もう超人ですね。すがすがしい笑顔でVサインを送っている彼に拍手を送りました。

8/15 2002

第226回 West Nile

1999年にNYでアウトブレークのあったWest Nile病がルイジアナを発端にミシシッピでも10件を越えるケースが発表されました。West Nileに感染した鳥や動物の菌が蚊に渡されてその蚊に刺された人がWest Nile病にかかってしまうようです。インフルエンザのような初期症状があり早期発見された場合治療によって完治するようですが、お年よりなど抵抗力の弱い人が感染しますと脳膜炎のような危険な症状がでて最悪の場合死をもたらします。

ルイジアナでは7人の方が今年7月以来亡くなっているようです。ミシシッピでも市民に注意が呼びかけられています。

外で時間を過ごす時、
  ・服装に気をつける、
  ・虫除けの薬をつける、
  ・家の周りに少しでも水がたまらないように気をつける
     (蚊の発生を防ぐ為)

などいろいろ言われています。たかが蚊と言っていられないようです。しかしあまり神経質になって、おびえて外に出ない生活はできません。 少し緊張感を感じています。

8/16 2002

第227回 エルビス

今年はエルビス プレスリーが亡くなって25年(8月16日命日)ということでテネシー州、とくにメンフィスではプレスリーにまつわる様々な催し物が行われているようです。プレスリーはミシシッピで生まれていますのでこちらでもいろいろととり上げられています。私は特に彼のファンではないのですが、プレスリーのアメリカだけでなく世界におけるその存在の大きさを知り、歴史的な人物として彼を感じています。この25周年アニバーサリーには世界中からプレスリーファンがメンフィスを訪れているようです。

アメリカの音楽界は世界の中心だといっても過言ではないかと思います。音楽界の大物はイギリスに大勢存在し、イギリスから新しい音楽のウェイヴが出てくることがよくありますが、本当の成功を確認するにはやはりアメリカのヒットチャートで位置付けされなければならないような気がします。生まれては消えする数多くのミュージシャンがいるなか、ほんの一握りが歴史的にその名を残しているようです。フランク シナトラ、エルビス プレスリー彼らのどこにこれほどまでに人を魅了するものがあるのでしょう。マジックパワーとでもいうのでしょうか。

8/17 2002

第228回 エルビス (その2)

16日の日AMC(アメリカン ムーヴィー クラシックチャンネル)では24時間エルビスの特集を組み、映画、コンサート、ドキュメンタリーなどを流しつづけました。私はエルビスの映画は苦手なのですが、ちょうどいい時間帯にコンサートの実録を二時間のプログラムで流すことがわかりその番組を観ました。コンサートのリハーサル、会場のセットアップ、聴衆が会場に入っていくところから、いよいよコンサートの開始です。彼の最高潮の時のコンサートでした。

エッ、この歌もかれの持ち歌だったのかと驚いた曲が何曲もありました。そしてその音楽の多様性にも驚きました。前回なぜエルビスやフランクシナトラが国民的英雄のような扱いを受けるのだろうかといろいろ思っていましたが、このコンサートのドキュメンタリーを観て言葉で表現できないのですが、これだなと感じたものがありました。シンプルなステージ、振り付けもダンサーもなく、特殊な舞台装置もなく、ただひたすら歌う彼の姿にファンでもない私も思わずひき込まれてしまいました。なんて言っていいか分からないのですが、やはり彼しか出せないマジックだと思います。

8/18 2002

第229回 結婚しないカップル

今日の新聞に載っていた記事ですが、中年を過ぎたカップルが結婚をせずに一緒に生活をするケースが年々増えているということです。その多くは離婚を経験した人たちが新たにパートナーをみつけ一緒に生活をはじめるとき、結婚にとらわれず、ずっと共に生活していくという形を選ぶわけです。かなりビターな離婚を経験しますとやはり再び結婚することに不安を感じるのは自然なことだと思います。

結婚せずに20年以上も一緒に生活しているカップルが友達にいますが、二人をみていると結婚しているカップルと全く同じようです。どちらかが病気になれば、親身に看病し、お互い助け合いながら生活しています。結婚という証明が必要になるのは、子供が生まれた時ぐらいではないかと思います。結婚という儀式をする、しないということは共同生活する二人の気持ちにどんな違いを生むのでしょうと、考えたりしています。

8/19 2002

第230回 日本の国語と英語

今日パブリックラジオで朝興味深いトピックがでました。小泉首相が日本語のピュリフィケーションについて話したということでした。あまりに英語が日本語の文章にそのまま取り入れられてしまい、その言葉の理解が難しいのできちんと日本語に置き換えていこうということでした。セミ コンダクターが日本語で半導体として使用されていますように、他の英語もきちんと日本語で表現していこうというものらしいです。これはかなり難しいような気がします、そして日本語に置き換えられない言葉というのもあると思います。例として、アイデンティティーがあげられていました。

確かに英単語の意味を知らなかったら文の意味もつかめないわけですから、問題はあります。一方、使える英語教育の育成にも力をいれるようなことも聞きました。二つのことが平行して行われるのでしょうか。
日本では英語はファッション、アクセサリー的に若者の間で使用されているとコメンテイターは言っていましたが、日本で使われる言葉の将来はいろいろと問題が出てきそうな気がしました。
 きちんとした日本語を使い、きちんと英語を理解し使用する、これしかないような気がするのです。

8/20 2002