TOPへいく | 今ねを見る | メールで質問する | セットフライを見る | オリジナルフライを見る |
Tying tips
Index
おじじはタイイングスクールも開いていて、たくさんの人にお会いします。
わいわいやっているうちにいくつかの質問が出てきますが、
少しずつまとめてみました。
多くの質問のなかで、最初に出るのが「Flyが寝ちゃうんだけど・・」ってやつ。うん、こりゃ問題だな。特にエルクヘアーカディスについてが多いですね。原因はいくつか有りますが先ずはマテリアルのことから。
エルクヘアーカディスには通常ボディーハックルを巻きますが、ハックルというとふつう厚巻きして浮力を高くしたいなぁと思います。密に巻いてフロータントを付ければハックルの先端で浮くようになり、”しめしめこれでハイフロートだい”と思っていると、水面に流れてきたのはなんかぐったりした様子でちょっと興ざめです。
原因は、ハックルの巻き過ぎ!
ボディーハックルを巻いたドライフライはいくつもありますが、「バイビジブル」等以外は厚巻きハックル(ブッシーハックルといいます。)は厳禁です。
ハックルの気持ちになってみましょう。(慣れるとすぐ成れる)
水面にあるハックルにすれば、自分の頭の上にシャンクという鉄の棒があり、そのまた上にエルクヘアーという材木みたいな奴がたっぷりと乗っているのです。
しかも下は柔らかい。こりゃシュワルツネッガーでもこらえきれない。故に倒れてしまうのです。
難しく言うと、「フライの重心の位置が水面から高くなると倒れやすい」と言うことです。ボディーハックルが沈めば重心が下がり倒れません。
つまり、エルクヘアーで浮かせればよいのです。そのために、ボディーハックルはゲイプに対して長いハックルを使わず、巻く量は#14で4巻きくらいがいよでしょう。
ボディハックルをまとめて見ましょう
ハックルの長さはゲイプ幅と同じくらいで
シャンクに3〜5巻きでgoooood。
でも、まだ寝てるときも有るんだよね。 それは次回!
9/29 2002
まだ寝てる時もあるんだよね。 原因は何でしょう?
Flyはティペットという紐がついて空から落ちてきます。水中以外は空気が一杯(無いとすっごく苦しい。) そう、空気抵抗でFlyの落下姿勢が変わります。
原因は、Flyの回転!
基本的に左右上下対称に巻けば、ゲイプからポイントの部分の重さでシャンクに対してゲイプを下にして着水しますが、Flyが落下中に回転していてはどうなるかは予測できません。着水姿勢の大切なDryflyでは一発必釣がむず〜になってしまいます。
でも上下左右対称に巻かれたDryflyにはWingが無い!チト寂しい。
現に、パラシュートFlyは対称ではないのよね
では、途中はしょって 回転させない結論 (一杯有るけど書くのが・・)
これで回転はある程度防げます。
でも、ま〜だ寝てるときも有るんだよね。 それはまたまた次回!
11/20 2002
上記の2の対策をしてもまだ寝てるときも有るんだよね。
Flyの回転は完全には防げないのが原因なんだけど、ピンポイントをねらったシャープなキャストをしたときに為りやすいですね。
おじじがピンホイントを狙うとパラシュートは寝ている時が多いです。(昼でも夜でも暇が有れば寝ているのは私と同じですが、少し育つかな?と思っているわけではないんです。)
それでは結論
1.2.を実行してソフトプレゼンテーション
特にパラシュートが寝てしまう場合は、ティペットを+50cmにしてみるとまず寝ることはないと思います。
Flyが寝ちゃうんだけど・・ おしまい
6/4 2003